一級建築士に転職をオススメする5つの理由【主体的な人生を】

転職するか迷ってる

こんな建築士の方にオススメの記事です。

転職には大きなエネルギーを使いますが、見返りも大きいです。

どんなメリットがあるのか、実際に転職して感じた点をまとめました。

この記事は建築業界で3度の転職を経験した一級建築士が、体験談を交えつつ書いています

いま悩んでいる方に少しでも参考になれば嬉しいです。

一級建築士はスゴイ

まず大前提、一級建築士はスゴイです。

一級建築士はスゴイ
☆国家資格
☆合格率10%
☆建築系の最上位資格

偏差値だと66に相当するそうです。

▶資格難易度ランキング

これは行政書士(65)や歯科医師(64)に匹敵します。

【一級建築士】取得するメリット・デメリット
「一級建築士のメリットを知りたい」「頑張って取る意味はあるの?」こういう疑問に答えます。ぼくは建築業界を渡り歩いて29歳のときに一級建築士を取りました。学生のときから「一級建築士は勝ち組」というイメージがあったので、実際に取って感じたことをお話しします。

周りに一級建築士がゴロゴロいる環境だと忘れがちですが世の中で一級建築士は貴重な資格です。

住宅設計をしていた当時、会社には二級建築士しか在籍していませんでした。当時のぼくは「一級建築士は天才しか取れない資格」だと思っていました。

もし、あなたが一級建築士を持っているならぜひ活用しましょう。希望しない環境で働いている場合じゃありません。

3回転職した体験を踏まえて、一級建築士が転職するメリットを紹介します。

 

○転職するメリット

1.条件の改善

これが一番デカい

転職することで収入仕事内容といった条件を改善できます。

条件
:年収
:職場環境
:人間関係
:仕事内容
:通勤距離

あなたにとっては何が大事でしょうか。

 

全てが完璧な「オール5」という会社はレアなので、そこは割り切る必要があります。

自分なりに優先順位を決めて探すと良い会社に巡り会います。

あくまでも「良い会社」とは
「自分に合っている会社」

 

 

2.スキルが溜まる

新しい環境で経験を積める

転職すると、それまでとは違うスキルを習得できます。

スキル
:設計の知識
:CADの操作
:施主への傾聴力
:現場とのやりとり
:確認申請書の作成

このような専門的なスキルは建築業界で役立ちます。

終身雇用が当たり前だった時代とは違い、現代では多様な働き方が存在します。

建築士に求められるのは設計や工事監理だけではないので、複数のスキルを持っておくと有利に立ち回れます。

転職して新たに得たスキルは新天地でも活かせるかも知れません。

例えば
住宅設計←→建築設計
現場経験←→定期調査
建築設計←→確認申請

意外とシナジーの良い職種ってあるものです。

それぞれ「必要な知識」が重なる部分も多いので、覚えることは少なかったりしますね。

転職して専門的なスキルを複数持っておくと、他人とは違う大きな武器になります。

 

 

3.視野が広がる

会社の「良し悪し」が
分かってくる

複数の会社で働くと視野が広がります

前職は拘束時間が長かったけど

給料は良かったんだな…

みたいな感じで、それぞれの会社を比較できるようになります。

比較できるようになる
:給料
:離職率
:労働時間
:社員の年齢層
:有給の取りやすさ
:前向きな社員の割合

転職が当たり前になった現代では視野を広げておくのは大事。

自分にとって何が重要なのか。

転職して視野が広がると一気に分かってきます。

 

4.転職に慣れる

経験したことは慣れる

これ当たり前ですが、転職すると転職に慣れます。

そう何度も転職したくはありませんが、天職を見つけるためには重要なことだと思います。

 

例えば

この職場、合わないなぁ…

と感じたら「転職する」という選択肢を含めて次の行動を選べる。

これ、マジでデカいです。

「いざとなれば転職できる」という事実はツライ時期の精神安定剤になります。

ホントに転職するかどうかは別として「この会社で頑張るしかない…」と、視野が狭くなる状況を避けられます。

一級建築士を持っている人が希望しない会社にこき使われる必要はありません。

いまは1つの会社にしがみつく時代ではないので、転職という切り札を持っておくことは重要です。

 

5.副業チャンス

経験を活かせる

転職で得た経験は副業に活かせます。

副業の例
:図面作成
:パース作成
:お悩み相談
:SNSで発信

例えば確認申請図を書いたり3Dパースを作って稼ぐ。

もしくはココナラランサーズといったスキルマーケットに登録して得意分野を活かす。

例えば住宅設計が得意な人が
「家を建てたい人の悩みを聞く」とか

自分にとって当たり前のスキルでも他人にとっては貴重な財産かも知れません。

 

また自分の経験を発信するのもアリです。

経験は財産
:転職で苦労した話
:仕事を覚えるコツ
:勉強を頑張る工夫
:施主と仲良くなる秘訣

これまた他人にとっては貴重な財産かも知れません。

ぼく自身、このブログやyoutubeで情報発信を続けており、僅かながら副業収入を得ています。

終身雇用が崩壊した現代、あなたの経験を活かして稼いでみてはいかがでしょうか。

 

△転職するデメリット

良いことばかり話してもアレなので、ぼくが感じたデメリットも紹介します。

1.キャリアを手放す

前職で積み上げたキャリアを手放す

これ当然ですが、転職すると前職でのキャリアを手放すことになります。

前職でのキャリア
:役職
:昇級
:勤続年数
:人間関係

ちょっともったいない気持ちになりますが、次の会社の方が条件は良いはずなので、これは仕方ないですね。

 

1つだけ注意して欲しいのは、手放すのはあくまでもキャリアだということ。

あなたが頑張って身に付けた
「スキル」はなくなりません。

現代では「長く勤めた人材」よりも「スキルを持っている人材」の方が重宝されるので、このデメリットは気にしなくていいと思います。

 

2.条件の悪化

焦って転職するのはNG

これは稀なケースですが、転職によって年収や職場環境が悪化することもあります。

求人情報のリサーチ不足だと
やってしまう危険性あり

ちなみにぼくは最初の転職で失敗しました。▼ブラック企業の話

【体験者が語る】ブラック企業を見抜くコツ【マジで注意】
ライフワークバランスが大事 ブラック企業とかアリエナイ こんな方にオススメの記事です。 ぼくは28〜29歳までヤバい工務店に在籍して、人生の底を過ごしました。あなたまでブラック企業で苦し...

「どこでもいいから転職したい…」と焦っている時ほど要注意。視野が狭くならないように注意してください。

 

3.前職でのイザコザ

揉めるのはイヤ

これは「辞め方」にもよりますが、前職とのイザコザもありえます。

イザコザ
:最後に仕事を振ってくる
:嫌味を言われる
:給料の未払い

これは避けたいですね。

 

よく「お前なんてやっていけない」的なことを言われるやつです。

ぼくも経験したことがありますが、これは気にしたら負けです。あくまでも辞める会社なので神経質になる必要はありません。

もし嫌味を言われたら

かわいそうな人だな…と
眺めておきましょう

そんな会社は辞めて正解です。

 

まとめ

一級建築士に転職をオススメする5つの理由

○転職するメリット
1.条件の改善

 2.スキルが溜まる
 3.視野が広がる
 4.転職に慣れる
 5.副業チャンス
△転職するデメリット
 1.キャリアを手放す
 2.条件の悪化
 3.前職でのイザコザ

転職について長々と語りましたが、どう感じたでしょうか。ぼくは新卒から今日まで建築業界で働いていますが、中には「低報酬&長時間労働」なヤバい会社も見てきました。

せっかく一級建築士を持っている人がそんな会社の中で働くのは勿体ない。

「一級建築士の価値」を正当に評価してくれる会社で頑張る方が、自分にとっても世の中にとっても良いと思います。

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