【一級建築士】取得するメリット・デメリット

こんにちは、けんとです。
  • 「一級建築士のメリットを知りたい」
  • 「頑張って取る意味はあるの?」

 

こんな疑問に答えます。

 

はじめに

 

ぼくは29歳のときに一級建築士を取りました。

▶経歴 :住宅設計→住宅営業→設計事務所

 

住宅業界は二級建築士を持っていれば

十分仕事ができましたが

設計事務所では一級建築士の必要性を感じました。

 

学生の頃から「一級建築士は勝ち組」という

イメージがあったので、実際に取って

感じたことをお話しします。

 

結論:苦労して取るメリットはある

 

 

建築業界、特に設計をやりたいなら

一級建築士は必ず役に立ちます。

 

理由は、多くのものが手に入るからです。

 

  • 勉強して学んだ知識
  • 一級建築士という肩書
  • 頑張ったという自信
  • 将来の安心
  • 勉強しない自由な時間

 

建築業界において

メリットが大きいです。

 

なんなら、建築をやめてしまっても

頑張った実績は残ります。

 

資格取得は手っ取り早く

社会的地位を上げる自己投資ですね。

 

ぼくは「効率」とか「役に立つ」という

言葉が大好きなので、一級建築士は

時間やお金を対価に払ってでも

取る価値があると思って頑張りました。

 

 

一級建築士を取るメリット

1.建築の勉強になる

 

 

実務から知識を吸収するには

時間がかかります。

 

ですが、資格の勉強なら広い知識を

一気に学ぶことができます

 

もちろん実務と違うことも多いですが

専門用語の意味が分かるだけでも

大きな進歩です。

 

分かることが増えるだけで

仕事も楽しくなります

 

勉強中はN建学院に通っていましたが

仕事中に勉強した単語に出会うと

「それ先週に習ったやつだ!」

嬉しくなっていました(´∀`)

 

建築初心者の方こそ、早めに勉強を

スタートするのがオススメです。

 

2.収入が上がる

 

 

一級建築士を取れば

ほとんどの会社で資格手当てをもらえます。

 

相場は1万円~6万円と幅広いですが

給料UPできる一番の近道です。

 

ちなみに、ぼくの会社は5万円でした。

試験勉強を頑張れた一番のモチベーションは

結局お金でしたね。(´∀`)

 

ほかの設計事務所では1万円しか出ないという

話も聞くので、これから就職する学生さんや

転職を考えている方はよく調べた方が良いです。

 

また、一級建築士が昇進の条件になる会社も

あります。

 

ぼくは出世に興味がありませんが

建築業界でステップアップしたい方には

必須の資格です。

 

3.転職に有利

 

別の記事でも触れましたが、一級建築士を取れば

選べる求人の幅が広がります。

 

【一級建築士】必要性・将来性について
「一級建築士の資格の価値を知りたい。苦労して勉強するメリットはあるの?」一級建築士を取った筆者が、設計事務所での 実体験をもとにサクッと話していきます。

 

若いだけで転職は可能だと思いますが、

一級建築士を持っていれば

自分に合った求人を狙えます。

 

  • 収入重視   → 大手の設計事務所、ゼネコン
  • やりがい重視 → アトリエ系設計事務所
  • 時間重視   → 公務員

 

転職が当たり前の時代なので、

将来の選択肢は多いに越した事はありません。

 

また、構造設計や設備設計を目指す場合でも

構造一級建築士などの受験に

一級建築士が必要となります。

 

4.自信がつく

 

一級建築士を取ってから気付きましたが

勉強を頑張ったことが大きな自信になります。

 

「オレ一級建築士だからスゴイ」というより

「オレ勉強頑張ったからエライ」という感じ

ですね。

 

仕事で失敗が続いても「自分は資格の勉強を

頑張れたから仕事も何とかなる」という

変な自信がつきます

 

また、「きつかったら転職すればいい」という

最終理論も身につきます(笑)

 

5.まわりの人が喜んでくれる

 

建築の知識がない人でも

一級建築士の存在は知っています。

 

合格した時は、妻や両親が喜んでくれて

とても嬉しかったです(^^)

 

特に、妻は勉強中に家事や育児を

任せっきりで負担をかけてしまったので

合格できた時は本当に安心しました。

 

「合格して喜んでもらいたい」というのは

勉強するモチベーションにもなりましたね。

 

 

会社の人も喜んでくれますが、その

お祝いムードは1~2日で終わります(笑)

 

設計事務所に勤めていると

まわりに一級建築士がゴロゴロいるので

仕方ないですね( ;∀;)

 

 

一級建築士を取るデメリット

1.「仕事できる」と思われる

 

一級建築士を持っているだけで

仕事ができると思われます

 

実際、合格した本人としては

「資格を取った」と

「仕事ができる」は別物だ

言いたいですが、肩書がある以上は

仕方ないです。

 

それまでとは違い仕事でミスをすると

「一級建築士を持ってるのに」という

怒られ方をします。

 

「資格と仕事は別物やん」と言いたくなります。

 

悔しいですが、能力は急には変わらないので

我慢して実務を覚えるしかないですね(;´∀`)

 

2.責任が重くなる

 

一級建築士は、弁護士や医師と同じ

「士業」の国家資格です。

 

「士業」…高度な専門性を持つ資格の俗称

 

それだけ責任も重くなります

 

合格した時、42歳の所長(一級建築士)から

「建築士は人の命を預かっているから

手術でメスを握る医者と同じだ

と言われました。

 

正直、勉強中はそこまで考えていませんでしたが

図面に記名・押印するようになると

いよいよ世の中に責任を持つということになります。

 

勉強中にそこまで考えなくていいですが

「責任あるんだなぁ」ということだけ

頭の片隅に置いておいてください(^_-)

 

 

おわりに

将来への安心感

 

いかがだったでしょうか。

ネガティブなことも書きましたが

間違いなくメリットの方が大きいです。

 

収入や転職のメリットもありますが

ぼくにとっては大きな収穫だったのは

勉強を頑張ったという自信がついたことです。

 

取得を考えている方に

少しでも参考になれば嬉しいです。

 

最後までご覧いただき

ありがとうございました。

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