【一級建築士】オススメの製図道具|厳選して紹介【製図試験】

合格に必要な

製図道具を知りたい

こんな方に向けた記事です。

このブログは2020年の製図試験に一発合格した筆者が運営しています

 

どんな製図道具を揃えたらいいかって、初めは分からないでよね。

ぼくは日建学院で製図道具セットを買いましたが、一回も使わないものが多かったです(悲)。

最終的に「これは使える」と感じたものを厳選して紹介します。

 

▼とにかく一式揃えたい方にオススメ

 

製図道具は最小限

初めに少し語らせてください。

製図試験に合格するには「道具は最小限」が鉄則です。

 

理由は作図スピードが早くなるから。

✓道具を減らすと
 〇選ぶ時間が減る
 〇持ち替える時間が減る
 〇机を広く使える

作図が早くなれば、その分エスキスや記述に時間を使えるので有利。難しい課題にも対応できます。

 

初受験生の方は道具が多い方が安心できると思いますが、ぼくの体験ではメリットは少なかったですね。

「動きのロスを減らす」という意識を持って、ぜひ道具を厳選してみてください。

 

【一級建築士】作図スピードを上げる6つのコツ【製図試験】
この記事では、2020年に一級建築士製図試験に合格したぼくが作図スピードを上げるコツをご紹介します!

オススメの製図道具

平行定規

まずは平行定規。製図試験の相棒です。

平行定規なんて

初めて使うわ…

という人も多いと思いますが、使えば慣れるので安心してください。

 

 

平行定規を選ぶコツですが、できるだけ軽いものを選びましょう。

資格学校へ持ち運ぶので、移動だけでも重労働です。

大事なのは作図練習に

エネルギーを使うこと。

重い平行定規はNGです。

ぼくは主要メーカーで最軽量のコクヨ製(2.4kg)を選びました。家から資格学校まで電車で1時間かかる道のりでしたが、軽くて本当に助かりました。

 

ちなみに、フリーハンドを多用する方なら平行定規はそんなに使いません。

ただ、平行定規なら角度をつけて猫背を防止できるので疲労が軽減されます。

 

 

三角定規

平行定規と併用して縦の線を引きます。

クリアで厚みがある三角定規だったらどこのメーカーでも大丈夫です。

長い線を一発で書けるように最低でも30cm以上の長さはあった方がいいです。

 

 

三角スケール

スパン決めや寸法チェックで使います。

スパンを間違えると書き直しになるので、三角スケールの仕事は意外と重要です。

方眼を指で数えても良いですが、それだと時間がかかるので三角スケールで測った方が早いですね。

 

 

テンプレート

柱や円を書く時に使います。

柱をフリーハンドで書くと線がガタついて見栄えが悪いのでテンプレートで書く方がオススメです。

 

 

製図用シャーペン

 

 

シャーペンは重要なので文房具店で何本も試しました。

シャーペンによって

図面の仕上がりが

全然変わってきます。

 

結論としては”ぺんてる”の0.5mm(B)0.9mm(2B)の2本持ちが最強でした。

0.5mm:文字・家具
0.9mm:壁・柱・線・植栽

 

0.9mmで大半の線を書くことで、濃くて密度がある図面に仕上がります。

0.9mmで書くと

図面の印象が

マジで良くなります。

0.7mmも試しましたが、0.9mmに比べたら線がショボいんですよね。

 

製図試験は3時間もシャーペンを
握るので、手の疲労対策は必須!

できるだけ楽して作図しましょう!

作図で手の力を使い過ぎると

記述を書く頃には

手がプルプルしてきます(笑)

 

 

ソフトグリップ

シャーペンにつけて疲労対策します。

製図用のシャーペンって

細くて固いので

ずっと握ってると

手が痛くなるんですよね。

これはスポンジっぽい素材で軽く握れるし手汗対策としても有効でした。

 

 

二本指 グローブ

図面を汚さないために使います。

3時間も作図していると

手が黒くなって図面が

汚れてしまうので

グローブは地味に重要です。

 

始めはティッシュで拭いていましたが、それだと面倒だし集中力が切れるのでグローブを使うようにしました。

手の半分だけ覆う感じ。なんかカッコよくないですか?(中二病)

「製図スイッチ」が入る感じがしたのでぼくは気に入ってました。

 

 

消しゴム

消ゴムは何でもいいです!

 

最近はスティック消しゴムが人気らしいですが、使い慣れた消しゴムが一番。

エスキスを練るときは

大きい消しゴムの方が

広範囲を消せるので

便利でした。

試験中に落としたときのために、必ず2個以上は持っておいてください。

 

 

蛍光ペン

課題文のマーキングに使います。

キャップを着脱する時間さえ惜しいのでノック式の蛍光ペンをオススメします。

 

フリクションが人気みたいですが、暑さでインクが消えるのが怖かったのでぼくは使いませんでした。

 

 

電卓

面積計算やスパン検討に使います。

電卓は正直なんでも良いですが、ボタンが大きい方がストレスなく使えます。

 

 

製図用ブラシ

ずっと「ブラシは飾り」だと思っていましたが意外と使います。

消しゴムのカスをササッと

飛ばして図面をキレイに

保ちます。

 

「手でやればいいじゃん」とも思いますが、それだと消しカスの跡がつくんですよね。

安いブラシでいいので、必ずひとつは持っておきましょう。

 

 

ドラフティングテープ

解答用紙を固定します。

マグネットだとズレる心配があるので、ぼくはテープの方が安心でした。

 

 

※ペン立てになる筆箱

※R5年から「筆記用具等収納ケース」が携帯できなくなりました。

試験元の情報

この筆箱すごい便利だったんですけど、今は携帯できません。

R4年に何があったんや…

シャーペンや消しゴムは平行定規に置くのが良さそうですね。

 

※A4ファイルケース

これも、ペン立てと同じく携帯できなくなりました。(めっちゃ便利だったのに…)

ぼくが受験したR2年は、ほぼ全ての受験生がファイルケースを使っていました。

 

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

厳選した結果、こんな

ラインナップになりました。

製図試験は6時間30分、頭も手も酷使する試験です。

道具は厳選して「動きのロス」を少しでも減らしましょう。

 

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