一級建築士 製図試験 │ 2023年 初めに知っておきたい7つの基本情報

「製図の基本情報を知りたい」
「合格率ってどれくらい?」
「合格するコツは?」

 

このような疑問に答えます。

 

この記事では、子育てをしながら
29歳でストレート合格した筆者
製図試験の基本情報をご紹介します。

 

7つの基本情報

製図対策は短期勝負

学科試験から製図試験まで

たったの

2ヶ月半しかありません。

 

学科試験では

半年~1年ほど勉強した方が多いと思うので

2ヶ月半はあまりにも短いです(;´∀`)

 

学科試験が終わったら

ほっと一息つきたいところですが

すぐさま製図の対策スタートです。

 

学科と製図では、試験の質が違うので

大きくギアチェンジをする必要があります。

 

学科の対策は「勉強」ですが

製図の対策は「練習」という感じです。

 

エスキスや作図など、とにかく手を動かして

自分を「製図マシーン」にする必要があります。

 

「製図なんてやったことない」
「製図道具すらもってない」

 

という不安があるかと思いますが

焦る必要はありません。

 

裏を返せば、製図試験は

「2ヶ月半でも合格できる」というです。

 

次の3点を淡々と鍛え、本番に臨みましょう。

 

・エスキス
・作図
・記述

 

 

合格率は約35%

 

製図試験の合格率は約35%です。

2017~2021年の推移はこんな感じです。

 

10人のうち3~4人が合格する計算ですね。

 

学科試験の合格率は20%ほどなので

35%は「高い」と感じるのではないでしょうか。

 

ぼくが製図試験を受験した感想としては

課題の内容を見落とさず

エスキスで失敗しなければ合格できる

といった感覚でした。

 

初受験でも30~36%ほど合格できる試験なので

前年から再チャレンジする受験生を気にせず

試験対策に取り組んでください。

 

不合格でも2回リベンジ可

 

製図は、学科に合格した年を含め

5年以内に3回受験できます。

 

つまり、1回目の製図が不合格でも

あと2回受験できるということです。

 

この「5年以内」という制度は2020年にできました。

それまでは「3年以内」だったので

 

今までよりも

仕事や学業のスケジュールに合わせて

受験機会を選べるようになりました。

 

試験時間は6時間30分

 

製図試験は11:00~17:30までぶっ通し

ハードな試験です。

 

ずっと集中した状態なので、

試験後はマジで体重が1kg減ります。

 

「いつご飯を食べるの!?」

疑問だと思いますが

答えは「作業しながら」です。

 

食事する休憩時間はないので

作業しながら飲食します。

 

もはやマラソンの給水と一緒です。

 

6時間30分ひたすらにカロリーを

消費するので、パンや甘いコーヒーがおススメです。

 

会場近くのコンビニは混雑するので

事前に買っておきましょう。

 

ちなみに6時間30分の配分はこんな感じです。

 

・課題文の読込み : 30分
・エスキス    : 1時間30分
・作図      : 3時間
・記述      : 1時間
・見直し     : 30分

 

6時間30分と聞くと長いと思われるかも知れませんが

それぞれの行程は全く余裕がありません。

 

特にエスキスは難しい課題だと時間がかかるので

作図時間を削る必要が出てきます。

 

作図は早くできるように

練習をしていた方が有利です。

 

資格学校に通えば本番までに30枚ほどの課題が

出るので、それをこなすだけで

自然に作図スピードは身につきます。

 

ランクⅠ=合格

 

製図試験の採点結果には

ランクⅠ~Ⅳの区分があります。

 

・ランクⅠ : 合格
・ランクⅡ : 小さなミス
・ランクⅢ : 大きなミス
・ランクⅣ : 未完成

 

合格できるのはランクⅠのみ

その他は不合格となります。

 

近年の傾向として、ランクⅠ(合格)以外は

ほぼランクⅢ以下に区分されており

「しっかり完成できた人」

「完成すらできなかた人」に明暗が分かれています。

 

 

とにかく「図面の完成」が大事

 

上記のランク制度から

製図試験に合格するためには

とにかく図面を完成させることが必須です。

 

図面用紙に1ヶ所でも空白があると即不合格なので

6時間30分の間に図面・記述を

完成できるようになりましょう。

 

たとえ本番でエスキスが煮詰まらなくても

途中で見切り発車して作図に進む勇気

必要になります。

 

作図スピードを上げるコツは

こちらの記事で詳しく解説しています。

【一級建築士】作図スピードを上げる6つのコツ【製図試験】
この記事では、2020年に一級建築士製図試験に合格したぼくが作図スピードを上げるコツをご紹介します!

 

合格できる人の特徴

 

ぼくが製図試験に合格して

特に重要だったと感じたのは以下の3点です。

 

・エスキスの対応力
・作図スピード
・記述の引出し

 

「当り前のことじゃん」

思われるかも知れませんが

出来ている人は意外と少ないです。

 

逆に言えば、これらが出来ないと

本番で落とされる対象になります。

 

特にエスキスは他の作業に影響するので

最も重要です。

 

料理に例えるとこんな感じです。

 

・エスキス → レシピ
・作図   → 調理
・記述   → 味付けのポイント

 

「これだ!」というレシピが決まらないと

いつまでも調理に移ることができません。

 

エスキスも同じで、ずっと悩んでいると

次の行程に進めません。

 

「エスキスをまとめる力」

製図試験の合格を左右します。

 

余談ですが、ぼくが受験した当時は

日建学院の課題と方眼紙を持ち歩いて

会社の昼休みなどにエスキスの練習をしていました。

 

それまで戸建ての設計しか経験がなかったので

始めはエスキスが苦手でした。

 

ですが、何度も練習する中で

スケール感やゾーニングのコツが身に付き

本番でも焦らずにまとめることができました。

 

 

おまけ

実務経験は関係ない

 

最後に、製図試験には

「設計の経験がなくても大丈夫」という

話をします。

 

ぼくもそうでしたが、製図の練習をしていると

「設計事務所に勤めている人の方が有利では」

考えたくなります。

 

ですが、そんなことは全くありません。

 

製図試験は実際の設計とは違い

「課題を読み解いて形にする力」を測る試験なので

設計事務所などの経験は不要です。

 

例えるなら「自動車の教習所」に近いです。

 

運転が未経験でも1ヶ月で免許を取れるように

製図も2ヶ月きっちり練習すれば

本番できちんと解答することができます。

 

初受験でも、気負いすることなく試験に臨んでください。

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