はじめに
「新米建築士の教科書」いいですね。
設計の仕事のノウハウが詰まっています。
(*^-^*)
学校では教えてくれない「実務の知識」に
特化した本なので、設計初心者にとっては
2~3年ぐらいの経験を先取りできる一冊です。
まだ読んでいない方のために
ぼくが「ここめっちゃ参考になる!」と
感じたポイントをお伝えします。
ここが参考になった
「過去事例の収集」で知識を磨く
これは、めっちゃ大事です。
設計の仕事は覚えることが多いので
図面の書き方や細かい納まりなど
分からないことが多々あります。
そんな時に、「過去事例」が役に立ちます。
うまく参考になる事例を見つければ
仕事のスピードアップです。
ピンポイントで答えが見つからなくても
似たような物件ならヒントはあります。
ぼくは、初めに担当した物件で
矩計図の書き方が分からず
連日、23時ぐらいまで作業していました。
そんな時は、過去事例を見ながら
図面の書き方を盗んでいました(;´∀`)
意味が分からずにコピペして失敗したことも
ありましたが、過去事例をマネすることが
一番早かったです。
「もしも、自分が独立したら……」と考えながら仕事をする
これは前職のハウスメーカーでも言われました。
設計の仕事でなくても大事な考え方です。
どんな会社でも、つまらない仕事ってあるので
そんな時に「未来のための自己投資」と
割り切れば前向きに取り組めます。
- 面積表 → 数字に強くなる
- 法令チェック → 建築のプロに近づける
- 近隣挨拶 → コミュ力アップ
- カタログ集め → 材料の知識が増える
設計の仕事って華やかなイメージですが
地味な仕事がけっこうあります。
パースとかコンペの資料作りなら
楽しく出来るんですけどね(^^;)
「独立したら」というのはオーバーなので
「3年後の自分のために」ぐらいが
イメージしやすいですね。
一目置かれるためのホウ・レン・ソウ
上司に相談・報告するのは
ちょっと面倒ですが大切です。
新人の頃は
「分からないことが分からない」ので
迷わずに何度も上司に相談します。
ですが、少し慣れてくると
「気になるけど大丈夫だろう」
という状況があります。
こんな時がキケンです( ˘ω˘)
ぼくも、何気なく上司に図面を見せたら
「ここの広さが足りているか心配だから
役所に確認しといて」
と言われたことがあります。
自分では気づきませんでしたが、
プランに影響する大事なポイントを
見落としていました。(@_@)
幸い、上司が気づいてくれたお陰で
何とかなりました。
早く図面を終わらせたい時こそ
上司へのホウ・レン・ソウは大切です。
描き直しを恐れず急いで1案作る
ほとんどの仕事で、図面や資料の作成には
スピードを求められます。
こちらとしては、慣れない仕事は
「じっくり確実にやりたい」ところです。
ですが、悲しいことに会社は
「作業が大変か」
ではなく
「成果物ができているか」
を求めます。
締め切りは必ずやってくるので、
まったく成果物ができていない
という状況だけはNGです。。。
とにかく完成できれば先に進めるので
とにかく1案作ることを心がけてください。
- 過去事例を参考にする
- 先輩に分からいことを聞く
- できる作業から進める
慣れるまでは大変ですが
1つクリアできれば
同じ作業にかかる時間は短くなります。
どんどん手を動かして、あなたの実務経験を
レベルアップしていきましょう。
まとめ
この本=めっちゃ優しい上司
この本を読めば、フツーは何年もかかって
経験する知識を知れます。
建築業界では未だに「自分で学べ」的な
前時代的なことを言われますが、
分かってる人に教えてもらう方が
よっぽど効率的です。
文字通り、基本が分かる「教科書」なので
うまく吸収して近道してください☆
最後までご覧いただき
ありがとうございました。
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