【一級建築士】定期講習に行ってきました

定期講習って何やるの?

こんな疑問に答えます。

 

先日、一級建築士の定期講習に行ってきました。3年ごとに受けるやつです。初めてだったのでドキドキでしたが結論から言うとあっさり終わりました。対策はほぼ不要です。受けたことない方からすると定期講習って良く分からないと思うので、基本情報や受講した感想を紹介します。

 

定期講習とは

2008年から義務付けられた講習で「最新の法令を把握しときなさい」という趣旨で行われています。都市計画法や建築士法、省エネ法など様々な法令を学び直します。講義だけではなく終了考査もあります。

 

何年ごとに受講するの?

3年ごとに受講です。二級建築士も3年ですね。運転免許は5年なので建築士はスパン短いですね。「合格してからもう3年経つのかぁ」なんてオッサンみたいなことを思いました笑。蛇足ですが、ぼくは関口メンディーと同い年の32歳です。

 

建築士は全員受講するの?

ぼくは勘違いしてたんですが建築士全員が受講する必要はありません。「事務所に所属する建築士」だけが必要です。所属するって何?って思いますよね。

所属する建築士というのは設計などの実務を行う建築士のことで図面に名前が出てくるような人です。なので普段から設計業務はしているけど図面に名前が載らないような方は定期講習を受ける必要はありません。これめっちゃ分かりにくいですよね。どちらかと言えば受けない人の方が多いんじゃないかな。ぼくは建築士全員が定期講習を受けるものだと思ってました。

 

定期講習の内容

定期講習は講義(5時間)と修了考査(1時間)の二部構成です。

 

講義はオンラインで受講できます。対面とは違い自分のペースで受講できるので便利です。ただ計5時間と長いので1日では終わりません。ぼくは3日かかりました。おまけに倍速再生できないという謎仕様だったので、食事中や入浴中にダラダラと再生していました。正直なところ、講義を聞かなくても終了考査には影響なかったので「この5時間いるか?」と思いました。

 

修了考査はオンラインでは無く会場で受けます。ぼくは日建学院を選びました。内容は1時間で40問です。ただし○×式テキスト参照可というめちゃくちゃ簡単な内容でした。幅広い法令が出てきますがテキストを見て良いので楽勝です。考査というよりはテキストを引く作業でした。予備知識0でも大丈夫です。

ちなみに点数の開示はありません。1ヶ月後に修了(OK)か未修了(NG)の通知が来ます。

 

対策:テキストにフセン

 

対策としてはテキストにフセンするだけで十分です。フセンさえしておけば修了考査の時に早く見つけられるので安心です。ぼくは10分余りました。テキストから探すのが大変なだけなので、簡単にフセンを貼って対策しておきましょう。

 

受講できる場所

センターや資格学校で受講できます。色んなとこでやってますね。

・建築技術教育普及センター
・確認サービス
・日建学院
・総合資格学院

ぼくは日建学院で受講しました。受講料は12,000円です。(二級建築士は10,000円でした)。地味に高いですが会社が払ってくれたので財布はノーダメージでした(良かった)。受ける場所によって金額は違うみたいです。

まとめ

今回は建築士定期講習について紹介しました。最新の法令を学びましょう、という感じで幅広い内容でした。ぼくは普段は品確法にしか触れる機会が無いので個人的には勉強になって楽しかったです。例えば用途地域に「田園住居地域」が新しく設けられたことは初めて知りました。

講義や終了考査は面倒でしたが今後の業務に役立ていきたいと思います。

 

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